語らいの散歩道

3連休の最終日、11月末とは思えぬ好天です。
家にこもっていてはもったいないので、コウタと共に散歩に出かけました。ただ歩くだけでは飽きられそうなので、幼稚園バスのルートを案内してもらうということでスタートしました。

コウタにとって、バスで通いなれた道も、歩くスピードと目線で見直すことで新たな発見があったようです。
ボクにとっては、馴染みのない住宅地を歩くことが新鮮でよかったですし、コウタとの会話に発見があって面白い散歩となりました。

バス停ごとに乗ってくる子の名前を挙げながら、「年中なのに××くんはコウタ（←自分のことを自分の名前で話す）と同じくらいポケモンに詳しい」 云々と紹介してくれました。
接点が少ない子については、「チラ耳だけど」 と前置きしながら、車中で漏れ聞こえてくる会話による情報を教えてくれました。かなり冷静に周りのこと気にしているのね。

「○○ちゃん（女の子）はコウタの頭をなでるんだよね」 と困ったような口ぶりで言うから、「イヤなことはちゃんとイヤだと言ってるの？」 と確認したところ、「イヤじゃない」 とのこと。でも、「コウタくんと結婚することに決めた」 と言われたり、「△△ちゃんとワタシのどっちが好き」 と聞かれるのはイヤだとのこと。
贅沢な悩みじゃないの！　
でも悲しいかな、父親似だとするならば、ここが君の人生におけるモテ度のピークであろう。できることならもっと後に温存しておきたかったと父は思うし、君もそう思う時が来るであろう、きっと。

散歩に連れ出したのにはもう一つ理由があって、水泳教室の進級テストに落ちたので励ましてやろうと思っていました。家内が悲嘆し、「せっかく水泳を習い始めたのに、もう行かないとか言い出すかも」 と言うので。
さりげなく切り出すも、コウタ自身はまるで気にしていない。すっかり拍子抜け。

歩き始めてから約1時間半の行程となり、ゴール地点の幼稚園のそばの喫茶店で休憩を取りました。
運動後の甘味は最高とばかりにカフェオレに砂糖をたっぷり。コウタの食べ残しのケーキもぺろり。あわよくば減量もという目論見は、これにてご破算。

当然といえば当然ですが、もうコウタにはコウタの世界があるのね、と実感する散歩でした。
来年からは小学生、もっともっと自分の世界が広がることでしょう。楽しみなような、少し寂しいような。色々なことを話し合える親子を目指したいでものです。

コメント 6

おはようございます。

水泳教室の進級テストに落ちて励ますための、親子の散歩ですが、「コウタにはコウタの世界がある」という発見のある、親子のふれあいになるとてもよい機会となりましたね。

こうして、一緒に語らう積み重ねが絆を太くし、＜色々なことを話し合える親子＞関係を作っていくのだと思います。

あと、コウタさん、意外とずっともてるかもしれませんよ。
by 泉河潤一 (2007-11-26 04:37) 

男同士の会話ってやはりありますよね。
成長すればするほど、母親ではどうしてあげることもできない世界が増えていくと思います。そんな時、父子の良い関係はすごく大事だと思います。

来年は１年生、親子共々新たな出会いに期待と不安で胸がいっぱいですね。
by momomo (2007-11-26 09:53) 

＞ファーザーさん
そうですね、自分が期待していた以上に楽しめた散歩でした。
ファーザーさんは親子のふれあいをとても大切にされており、記事を参考にさせてもらっています。

＞momomoさん
父子の関係も大事ですし、母子の関係も同じく大事だと思います。そしてお互いに代替しきれないので、それぞれの持分を果たしていきたいとは思います。
by Shun (2007-11-26 23:43) 

モテ度のピークってありますよね。
うちの子もなんだか幼稚園で女の子に人気のようで
よく手紙とかもらってきます。
今がモテ度のピークでなければいいんですが・・・・・＾＾；
by てんちん (2007-11-28 12:38) 

＞てんちんさん
残念ながらボクの場合は、幼稚園がピークでした。
女の子の友達は 「Ｓｈｕｎちゃんと同じクラスになるよう小学校に頼んで！」 と母親を困らせる原因にもなったのですが、そんなことは2度となく・・・。早すぎて、短すぎるわが世の春でありました。
by Shun (2007-11-28 23:45) 

男同士・・・良いっすね！！
by あじゃあじゃ (2007-11-30 10:45)