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足し算・引き算を理解する「発想」 [育児雑感]

約束どおり、コウタはドリルを数枚ずつやっているようです。
  http://blog.so-net.ne.jp/shun_papa/2007-12-31

先日は、足し算のドリル(くもん出版)をやっていました。+2の問題がずらっと並び、ページの下の方には1~20の数表も載っています。前の方のページでは1~20の順に数字を書くという練習もありました。
ここでの発想は、「すごろく」だと思いました。6+2であれば、6の位置からから2マス進む(同じように-2であれば2マス戻る)みたいに。
こんな調子で、+2の練習、+3の練習 ・・・と続くようです。

なるほど、この発想もありだとは思いますが、6個のリンゴに2個加えると・・・みたいな「量」の発想はみられません。

同じく数え上げるのでも、2+6について(2から6を数え上げていくより)順序を逆にして6から2を数え上げていくほうがはるかに楽です。
この点について、「量」として発想していれば順序を逆にすることも自然と理解できそうですが、「すごろく」方式だとそうでもないと思いました。2から6マス進むことと、6から2マス進むことのように、足し算の順序を逆にしても常に答えは同じだということが感覚的には理解しにくいように思います。

練習問題を多く解いて、足し算・引き算が無意識のうちにできるようになるとどちらでも大差ないように思いますが、足し算の練習中の子どもにはこの発想の差はどのように感じられるのでしょうかね。

算数の「発想」ということでもう一つ。
机に向かう習慣づけが主目的だし、字をきれいに書く練習だということでやっていますが、さすがに+2の問題は易しすぎます。

なので、同じドリルで追加問題もやっています。
+2の問題が10問ずつ2列に並んでいるので、それぞれの答えをさらに足し算させています。
  問1 7+2=     問11 4+2=
とあれば、それぞれ 9、6 と記入した後に 9+6 の問題も解くようにしています。

ここで感心したのは、家内に教えてもらったとはいえ、「貸し借り」という発想ができていたことです。6から1借りてきて9に足すと10、貸した後の残りは5だから答えは15、という感じです。
試しに何題かやらせたところ、1ケタ同士の足し算で、貸し借り3(7+△)くらいの問題は暗算でできていました。

足し算・引き算なんて何も考えずに機械的にやってしまうか、機械(電卓/PC)にやらせてしまうので意識していませんでしたが、初学者にはそれなりの「発想」が必要だと気付いたのは面白い発見でした。


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コメント 4

momomo

貸し借りの発想が理解できているのはスゴイですね。それがわかれば多少数字が大きくなっていってもこれから先大丈夫な気がします。
しかし、+2が延々って丸暗記させるみたいでつまらないですね。
量をとらえるという意味で長男(年中)の幼児教室のドリルではすでに文章問題から数字を抜き出し、書いた数字を○に置き換えてから計算するということをやっています。
先取り学習させるつもりで入れたわけではありませんでしたが、さすがプロは違うと思える箇所でもありました。
そして、次男は極度の上がり症です。先取りをすることで自分はわかるという自信につながるのであれば、先取りのメリットもあるのかと思いました。
が、我が家の息子たちは家ではやりたがりません。
教室でのみ集中しているようです。それが残念なところです。
by momomo (2008-01-18 09:54) 

てんちん

我が家でも足し算を教えはじめていますが、どうやって教えたらいいのかよく分からない気がしています。うちはまだ年少なのですが年少レベルのドリルってあるんですかね? 教育音痴なもんですみません^^;
by てんちん (2008-01-18 12:38) 

がるる

お久しぶりです。
公文では、足し算はひたすらすごろく式を追及する、とどこかで読みました。公文の特徴なんですね。それについてはやはり是非論があるようです。
by がるる (2008-01-18 21:52) 

Shun

>momomoさん
次男さんは上がり症ですか。わが子は心配性or自意識過剰なのか、ちょっと不慣れなことに出くわすと「ドキドキする・・・」とか言って、家内を当惑させています。
これから変わっていくかもしれないし、変わらなくても対応の仕方が身につく(慣れる)と思うのですが、そのきっかけとしては何かで自信を持つというのはいいことでしょうね。
わが子は習い事にもしり込みが続き、年長の夏休になってようやく「水泳をやってみたい」と言い出しましたが、年中で教室に通って集中してできているのは良いことですね。

>てんちんさん
「勉強」としてドリルを始めたのは最近のことなので、どんなドリルが良いのかボクもよく分かりません。
わが家の場合、遊びながら覚えたことが多いように思います。ひらがなは「あいうえおパズル」、カタカナは(てんちんさんのお宅にあると思われる)テレビマガジン/テレビくんで覚えました。
計算ドリルもいただきものや、本屋に一緒に行って説明しながら本人がやってみたいというのを買っていたので、あまり体系だって考えていませんでした。クイズみたいなとっつきやすいものもありましたので、いろいろ見てみると面白いかもしれませんね。

>がるるさん
お久しぶりです。
そういえば、くもん出版のドリルでは数字の数え上げ遊び(数字を順に結んで行くと絵になる)なんてシリーズもありました。すごろくのマス目を身につけさせるためなんでしょうね。
問題をたくさん解いたり、勉強の習慣づけのために公文式もありだと思いますが、すごろく式の解法は(何がどうと明示できませんが)ボクも引っかかるものを感じます。
それでも、コウタが小学校低学年のうちは公文式の教室に通わせようかと思っています
by Shun (2008-01-20 22:37) 

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